「サプリメントの処方」この表現は法的に問題かもしれませんが、理解を深めるためにあえて使わせていただきます。不快な方は読み飛ばしてください。


私が仕事でニューヨークにいたとき、極度の疲労で倒れたことがありました。病院に運ばれ通常の治療ののち処方箋を渡されたのです。近くの薬局で処方箋を見せると、5種類の処方のうち医薬品は2種類、残りの3種類は日本では見たことのない巨大なサプリメントの錠剤でした。
以前聞いた話によると、米国の医師は最初に栄養学を学ぶそうです。なぜなら人間の体は栄養でできているので、まずはサプリメントで回復力を高めて、その後に最小限の医薬品を使うというのです。それを直接実感させられるエピソードでした。諸事情はあるにしても、理にかなっていると感じたのです。
近年日本でも、病気の多くが食品の影響だと指摘されていますが、可動部位の炎症や修復にも栄養が大きく関わっていると考えられます。
ですから医療目線で見れば、サプリメントを処方するという考え方は、分かりやすく理論的にも合理性のある考え方だと思っています。